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POLLUTE【BLEACH】[R-18]

第209章 ???.汝、緋の暁にて真実を問う



私たちは 似た者同士だった

白哉様が臨様に抱いている感情を

私と同じ 感情を

叶わない 不毛な想いを。

「二人とも 私の可愛い教え子だからな」
そう言って 私たちの頭を撫でる臨様。










臨様が 好きだった。
どうしようもなく
憧れていた 焦がれていた。
泣きたいほどに

「私と貴様は よく似ているな」
「……そうですね」

朽木家の使用人が一人いなくなったと言われた時 臨様は私を朽木の使用人にどうかと薦めた。
「白哉も気心も知れているだろうし 緋真はよく気がきく。銀嶺隊長 どうだ?」















臨様の一番になりたかった。
けれど 一番にはなれなくて。
それならば 私から離れていこうと
そう 決めたのです。










私は妹を捨てましたーーー
妹の話をする 臨様の幸せそうな顔が好きで
私は 私の妹に嫉妬さえも覚えました

妹を捨てた私は 臨様に嫌われるのが怖くて
嘘をつきました
本当のことを隠しました

消して届かないこの想いを
同じ想いを持つ 白哉様を利用して
幸せなフリをしました




どうか
どうか こんな身勝手な私を

お許しください






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