第205章 284.Historia de Pantera
臨の腹部に グリムジョーの腕が刺さり 血液が砂の上へと落ちる。
くらりと臨は傾くも ギリギリで砂を踏み込み グリムジョーへと視線を向ける。
「……何だ……その眼は…………」
どこか 穏やかなその眼に
「てめえはいつもそうだ……どんだけ俺にやられても……どっかで余裕がある…俺より強いと思ってやがる……….!気に喰わねえんだよ!!!」
グリムジョーの爪が 臨の顔に傷を作る。
「何が 気に喰わない、死神に対等なカオをされることか?」
腹部の穴に もう一度攻撃を喰らう。
そしてグリムジョーは叫んだ。
「関係無え!!!てめえが人間だろうが死神だろうがなんだろうが 俺をナメた眼で見やがる奴は 一人残らず叩き潰す!!!その手始めが……てめえだ臨!!!」
グリムジョーの爪が 冷たく輝く。
「………いくぜ」