第188章 264.Don't Say That Name Again
「心配すんなよ お前なら全員の能力も 弱点だって知ってるだろ?隙を突けば難しい話じゃないさ。そうすりゃ お前が俺を殺したことはきれいサッパリ水に流してやるよ!」
そう言って ルキアの頭を撫でるその男の手を 彼女は払った。
「……どうした朽木?」
「……今度は…冗談だとは仰らないのですね…………当然ですよね 自分を見逃す代わりに仲間を差し出せなどと そんなこと…冗談などで言う筈がない………海燕殿を 侮辱するな………!!!」
「…….何だと……?」
ルキアが 距離を取る。
「貴様などが海燕殿である訳が無い…….海燕殿が 部下を試す様な冗談を言う訳が無い…………….海燕殿が 仲間と自分を秤にかけるような言葉を吐く訳が無い…!私が…十三番隊の誰もが……心から敬愛した海燕殿は…そんな方では断じて無い……!」
「待てよ朽木!何言い出すんだ!俺は海燕ーーーー」
「その名を二度と口にするな!!!!」
怒声が 響く。
「舞え!!袖白雪!!!」