第188章 264.Don't Say That Name Again
「何者か 十刃の宮にたどり着きましたか」
ウルキオラは 回廊に触れる市丸にそう告げると 市丸は驚いたような声をあげた。
「なんや 珍しいね。君がボクに話し掛けるなんて。君・ボクのこと嫌いなんと違うの?」
「まさか」
「そうなん?それやったらもうちょい仲良うしてくれへんかなァ ルピくん死んでもうて淋しいねんボク あの子とはよう話合うてたのに」
するとウルキオラは 市丸の指先に気が付いた。
「…………これは」
「あァ 良えやろ」
「回廊操作を?」
「いややなあ してへんよ そない意地の悪いこと 。それにボク 悲しい話、嫌いやし」