第187章 263.Unexpected
「……そ……そんな……か……………ーーー海燕殿ーーーーー………!」
(待て 何を言っているのだ私は……!?海燕殿は死んだ!!あの夜……あの夜私が……私がこの手でーーー……)
「……ああ 久し振りだ 元気そうだな…………朽木」
その声が
その 温かな眼差しが
「何だよ なんつーカオしてんだオマエ?ホレ!みんな大好き!海燕副隊長が生きてて嬉しくねーのかよ!?」
ルキアの目に 涙が溢れてくる。
「……ンだよ ツッコめよ。流されたら俺 ヤな奴みたいじゃねーかよ……」
(海燕殿だ……この 知らぬ間に陽だまりに手を置いていた時のような暖かさはーーー海燕殿のものだーーーー………)
ボロボロと溢れる涙に ルキアは思わず俯くと 彼は安心したかのようにため息を吐き どうにか信じてもらえたみたいだなと ルキアに座布団を投げた。
「ほれ!座れよ!話さなきゃいけねえことが山ほどあるんだ!」