第179章 250.Five Ways To Three Figures
「何だそのリアクションは!?」
「イヤだって……」
「何だそのリアクションは!?
何だそのリアクションはーーっ!?」
「ウルセーな何回も言うなよ」
「このドルドーニ様の華麗な登場シーンを目にして尚!」
「華麗って オマエ今足ふみ外したじゃねーか」
「そのような平静を装うとは!」
「装ってねーよ ガチで平静なんだよ」
すると その男は まあいいと鼻で笑い これから倒される一護と臨には関係ないこととポーズを決めた。
「さァ覚悟せよ死神達!破面No.103!このドルドーニ様が!貴様らをここで叩き潰してくれる!!!」
103という数字に 一護も臨もこれまたなんともいえない顔をする。
「……103…?なんか……えらく数字多くねえか?」
「……そっスね」
「数字持ちは2ケタとかって言ってなかったか?」
「そっス 2ケタのハズっス。3ケタなんて聞いたことないっス」
すると3人とも ドルドーニに憐れな視線を向け 一護は斬魄刀に手をかけた。
「…なんか……お前 スゲー弱そうだな……」
「なにおう!!弱いかどうか試してみるがいいわ!!あとでホエ面かくなよぼうや!!」
奴等 面白い処を通ってる
ああ "3ケタ"の巣やね
……トレース…?
……ああ お前はまだ虚夜宮へ来たばかりだから 知らんだろうな
教えておいてやろう
3桁の数字は 剥奪の証
それが示すのは 階級を剥奪されし者
つまり 3桁の数字を持つ者全てが
十刃落ち だ
一護の肩から 血が吹き出す。
「やれやれ ママンに教わらなかったのかね?"ヒトを見掛けで判断するな"とな ぼうや」