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POLLUTE【BLEACH】[R-18]

第164章 222.NO SHAKING THRONE


一護がいなくなってから 早3日が経つ。
「全く……どこへ行ったのやら」
学校からの帰り道 一人静かに目を閉じて 霊圧を探ってみると 薄っすらだが感じる彼の霊圧に 臨はまあ生きてはいるみたいだし大丈夫かとゆっくりと瞼を持ち上げた。
(でもルキアも織姫も心配してましたし……やはり伝えるべきでしょうか?けど多分知られたくないから何も言わずに去ったのでしょうし……)
うーんと唸りながら 黒崎医院までの道を歩いていると 後ろから声をかけられ 振り向いた。
「臨ちゃん!」
「おや お疲れ様です織姫ちゃん。織姫ちゃんも今帰りですか?」
「うん!臨ちゃんも今帰り?そうだ!ティッパトゥップスの新作の飴食べる?マスタードわさび味!」
「辛いものは苦手なので 遠慮しておきます。」
そう言うと織姫は 美味しいのになあと飴を口に放り込み からーいと涙目になっていた。
「よく食べる気になれますね………ところで織姫ちゃん 何か私に用でもあるのでは?」
「あっ!そうそう!明日のお休みなんだけど 最近たつきちゃんが元気ないから一緒に行かないかって誘おうと思って!」
「たつきちゃんが?」
全く気づかなかったと言葉を続けようとすると 織姫に声をかける近所の奥さんに遮られ 口を噤んだ。
「おかえり織姫ちゃん!」
「あ!ただいま新村さん!」
すると新村と呼ばれたその人は 少し困ったように言葉を続けた。
「そういえば織姫ちゃん!あなたの部屋に最近入り浸ってる二人組!あの人達ホントに大丈夫なの?さっきなんか部屋に随分とヘンなモノ運び込んでたから……」
織姫が臨の顔をバッとみると 臨は何か察したように眉を潜め ため息を吐いた。
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