第153章 200.Nignt of Sledgehammer
暗い部屋で 茶渡は右手を押さえながら自身の方へ近づいて来る霊圧を感じ取っていた。
「ダメだよ茶渡くん!まだ治療は終わってないんだ!!」
舜桜の言葉に茶渡は一瞬動きが止まるが 優しく声をかける
「……いや もう大丈夫だ。井上の所へ戻って井上を治してやってくれ……」
その言葉に不安そうな顔をする六花達
止めようとする前に 茶渡は外へと飛び出した。
「何でえ 死神じゃねーのかよ」
その声の方へと 視線が向けられる
「ハズレ だ」
現れた人物
胸の中心へと近づくその左手
直後 その手は何者かによって捕まれ 何者かは口を開いた
「ハズレかどうかなんてのは 戦ってから決めるもんだぜ」
オレンジの 頭
「……ハッそれもそうだな」
その男はニヤリと笑い 一護と茶渡へ視線を向けた
「そんじゃあ てめえら全員殺してから もう一度言わせて貰うとするぜ
どいつも こいつも 大ハズレだってな!」