第152章 199.Ugly
「ーーーーー…………そんなこんなで私とルキアは 住む場所も食べるお金もガッツリなくしてしまったのでした……」
その言葉にルキアは涙ぐみ 臨は泣かないでと彼女の頭を撫でた。
そしてその様子を見て その大きな目にいっぱいの涙を溜める少女がひとり(とおっさんがひとり)
「泊めてあげてお父さん!!」
「よしきた遊子!!ちょうど父さんもそう思ってたところだ!!好きなだけ泊まっていきなさい二人とも!!」
その言葉に ルキアは自身の背後に立っている一護に親指をたてた。
「………イヤイヤ もうちょい隠して親指立てろよ」
「母さん!!聞いてくれ母さん!!父さんは今……娘が更に二人できましたーーー!!!」
はしゃぐ一心に臨は苦笑いする。
夏梨は その様子をただ静かに見つめていた