第150章 197.Tha Approaching Danger
お ね い さ ま 〜〜
そう叫びながら臨に飛びついてくるコンを見て ルキアはそれを容赦無く叩き落とし踏みつけた
「久し振りだなコン!」
「ああ……!ひと夏越しの再会にも関わらず一片の迷いも無いこの踏みつけ……流石ネエさん……!!お姉様にも踏みつけていただきたいです!」
臨が苦笑いすると 一護はさっさと入れよと臨の背中を押した
「こら!姉さんをこんな小部屋に押し込むな!」
「うるせーよ!"小"部屋って言うな!白哉ん家と比べんじゃねーよ!」
「姉さん さあここに腰掛けください」
「ねえルキア 本当に姉さん呼びやめません?」
「ここってベッドじゃねえか!」
「いいではないか まさか姉さんとか弱い私を硬い床に座らせる気か?」
「うるせえ!!ルキアてめーは床にでも座ってろボケ!!」
遊子と一心が コップを壁に当てその様子に聞き耳をたてる
するとその様子に 一階から上がってきた夏梨は呆れたようにため息を吐いた
「……何だよ 一階に誰もいないと思ったら何してんのあんたら?」
「しッ!大変なの!おにいちゃんが臨ちゃんともう一人女の子つれて帰ってきたの!!」
「女の子なら中学ん時も連れてきたじゃん たつきちゃんとかさ」
その言葉に遊子はちがうのと声をあげた
「なんかもっとこう…….女の子っぽい女の子なの!!」
「たつきちゃんだって高校入ってちゃんとエロい体になってきてるよ?」
「マ……マジで!?」
「オメーが喰いつくなバカ親父 …とにかく もし一兄が臨の姉ちゃんとそういう関係になってたとしてもあたしゃ驚かないよ」
「きゃーー!それなら臨ちゃん あたしたちのお姉ちゃんになるの!?」
その直後 一護が扉を開け怒鳴り声をあげた
「ウルセーぞコラ!!!」
夏梨がホレみろ怒られたと二人に呆れる
「……全く……ヒトをエサに大盛り上がりしやがって………」
その様子に臨はクスクスと笑い 相変わらず楽しそうですねというと一護はうるせえと一喝した
「さァ とっとと教えろよ 破面ってのが何なのか!なんで俺らが狙われてんのか!!」
臨が説明しようと口を開いた瞬間 待ちなと声が聞こえ臨は声の方へ視線を向けた