第149章 196.PUNCH DOWN
虚が昇華したのを見届けると ルキアは一護を臨の前に引っ張り出した
「姉さん!!」
「ルキア 姉さんと呼んでくれるのは嬉しいのですがちょっとやめませんか 白哉が最近凄い目で見てくるんですよ」
「そんなことより!」
話をはぐらかされ 一護が口を開く
「…………臨……俺………」
次の瞬間 ルキアは一護の頭を押さえつけ頭を下げさせた
「弱くてすいませんでしたっ!!」
「ぉぐッ!?」
ルキアが謝罪の言葉を口にしたのに 臨がキョトンとする。
すると一護は再び口を開いた。
「…………俺は……俺は強くなる…………強くなって……次は絶対 アンタのこと護るから!」
その言葉に 一瞬驚いたあと臨は照れたように頬をかいた。
そして ゆっくりと口元に弧を描く
「……待ってますよ その日を」