第147章 194.Coxquistadores5
「浦原と夜一は一護くん達の安全の確保をお願いします。」
その声に いつの間にか現れた二人は返事をして二人を抱える
「割って入るってことは………てめえらから殺してくれって意味で….良いんだよなァ!?」
ヤミーが臨に向かい 拳を掲げる
その直後 彼の世界は反転し 地面へと強く叩きつけられた
「……な……なん……だと……!?」
体を起き上がらせ 再び戦闘体勢へと変える
その刹那 ヤミーの頬が大きく歪み いつの間にかヤミーの肩にしゃがみ込む臨が今度は己の剣に手をかけ呟いた
「斬術の七 飛線」
ヤミー腹から血が吹き出る
ぐらりと倒れこむその男を臨は一瞥し もう一人の男 ウルキオラへと視線を向けた
翡翠と瑠璃が 交差する
「ばはァっ!!!」
しかし 起き上がったヤミーに臨の視線はそちらへと動かされた
「……面倒だな」
「……殺す……!ぶっ……殺す!!!」
ヤミーの口元に霊圧が収縮する
すると臨は右手を前に出した
光が 虚閃が臨へと迫る
舞い上がる砂埃
「………へへ……ざまあみやがれ……粉々だぜ 俺の虚閃をこの距離でかわせる……ワケ…が……!?」
砂埃が晴れ その姿が露わになる
それにヤミーは絶句すると 臨はゆっくりと口を開いた
「弾くとヨソが危ないので 同じようなもので相殺させてもらいました。」
臨の右手がパリパリと音を立て 電気をまとう
「何だと……!!」
「信じられないなら 今度は受けてくださいね。
破道の八十八 飛竜撃賊震天雷砲」