第146章 193.Coxquistadores4
一護の視界が暗く染まる
それにヤミーはスエルテと再び叫び 一護の腹を蹴り飛ばした
「黒崎くん!!!」
「来るな井上っ!!!」
織姫の体が 恐怖に止まる
「ハッ!!何だか知らねえが急に動きが止まりやがった!!死ねッ!!死ねガキがッ!!!」
ヤミーが一護を殴りつける
何度も 何度も
「終わりだガキ!!!潰れて消えろ!!!」
最後の一撃
ヤミーは拳を高く振り上げると 勢いよく一護にむけて振り下ろした
「円閘扇」
何者かの声が聞こえた瞬間 ヤミーの目の前に盾のようなモノがあらわれた
「………あ!?」
「遅れてすいません 一護くん」
濡烏のような色の 美しいシニヨンにまとめられた髪
六と椿の花が書かれた 鈍色に輝く腕の装飾具
「…………臨…………」
「……何だ!?次から次へとジャマくせえ連中だぜ……」
ヤミーが そう呟いた