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POLLUTE【BLEACH】[R-18]

第141章 ???.Different Talk


「あー、そのだな 俺はお前にとって どんな存在なんだ?」





人の多くいる廊下で 顔を真っ赤に染め そう聞いてきたのが この目の前の白髪男である浮竹十四郎の初めての告白であり 彼が初めて女性にフラれた瞬間であった







以前から浮竹が私をやけに気にかけていることは知っていたし それを京楽がなんやかんやくっつけようとしていたことも気付かない程 私はバカではない。
でも ただ不思議だった。浮竹十四郎は勉学も出来 顔もいい。それが何故こんな根暗女を好きになったのかと。

私は 無関心だ

ハタから見ればツマラナイ女だろう私に好意を抱くという神経が 私には理解できなかった。
そこで何故好きになったのかと聞けばひとめぼれだという。

ひとめぼれ 一目惚れ

理解のできない感情だった
まあ 確かに私はそこら辺の女と比べれば見た目は幾ばくか美しいし 浮竹達よりも少し年上だから年上の魅力というものがあるだろう
しかし それだけだ
他に何か魅力があるわけでもない
金もない
地位もない
執着するものもない
そんな女に何が惚れて楽しいのかと問いかけたいが 浮竹にそう問いかけても何でだろうなとしか返ってこない気がしたので 質問をやめた。
代わりに 最初の質問である私にとって彼はどんな存在なのかを答える

「鬱陶しいやつ」

その言葉に少し照れたように頬を染めて笑う意味がわからなかった
正直被虐されるのが好きなのかさえ思った。
この一瞬でこいつのイメージな鬱陶しいやつから変なやつ(若しくは変態)に変わろうとしていた。
けれども その前に彼は私がそんなことを思っていることに気がついたらしく慌てて言い訳する
「い いや!臨は何事にも無関心なイメージが強くてな!いやー 少しでも俺に関心持っててくれて助かったよ」
そう言われ まあ確かにと思う 反論のしようがない
私は無関心だ。
自分のことも 他人のこともさして興味はない
だからなんだというのかと問いかけようとしたら 彼は笑いながら口を開いた
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