第139章 182.GET BACK FROM THE STORM
「よッしゃア!!!きたきたきたきたぜェ〜〜〜!!!」
ジン太が金棒のようなものを振り回し飛び上がる
それが見えない一同は何か聞こえるぞと焦りだすと ジン太は大きく金棒を振りかぶった
「ジン太 ホーーーむ!!」
「テッサイデスキャッチ!!!」
「ぐふぅ!!!」
一同がテッサイにより無事キャッチされるが 回転はとまらない
吐く吐くと大騒ぎしていると 唐突にそれは解け まるでおとぎ話のような魔法の絨毯へと変化した
「おかえりなさーーーい♪みなさん♪」
その先頭には 浦原が座り込む。
一護は目を大きく見開くと 浦原はお帰りなさいと言って問いかけた
「聞いてますよね アタシの事」
藍染から聞いた その言葉を思い出す
「……ああ」
すると浦原は帽子をとり 片手を床へとつけて謝罪した
「本当に すいませんでした……!」
その姿に一同は黙り込む
そして 一護はやめてくれよとつぶやいた。
「いーんだよ もう。別に怒ってる訳じゃねえし。別に悪いことした訳じゃねえだろ 気持ちの在り処はともかく 俺らはあんたに助けてもらったし強くしてもらった 感謝してるさ。だから………謝んねーでくれよ」
「…………はい……」
「………………………ただ…一つだけ訊いていいか?俺にホントのことを言わなかったのは……言えば俺がビビって逃げると思ったからか?」
すると浦原は帽子を被り 扇子を開いた。
「当たりっス!!」
肘が綺麗に浦原の顎へと決まる。
「そこだけ 腹立つ!」
「ま……まさかヒジがくるとは……予想外っス」
蹲る浦原
そして一護はそれからと言うと、別れてきた二人の顔を思い浮かべ 浦原に告げた
「ルキアと臨には ちゃんと謝ってやってくれ。………多分二人とも 俺らと同じこと言うだろうけどさ」