第137章 180.Something in The Aftermeth
そして
藍染の反乱から 一週間後
臨は厳かな雰囲気の十三番隊隊首室で膝をつき 恭しくそこの主である浮竹十四郎に礼をしていた。
「……これを以て 十三番隊芭蕉臨を 六番隊副隊長に任ずるものとする。」
「慎んでお受け致します 浮竹十四郎十三番隊隊長」
その膝元には 任官状と書かれた書が置かれている。
後日 正式に六番隊の副隊長にと朽木白哉に推された臨はそれを受けると 浮竹はそれを自分のことのように喜んだ。
「元の鞘に戻ったというわけだな!」
「いや、私と朽木隊長はもともとそういう関係ではありませんからね。勘違いされるので変なこと言わないでください………いや、清音 浮竹隊長の言葉を真に受けないで。お願いだから変な噂を広めようと抜け出そうとしないで……ちょっと清音!!」
臨が抜けようとする清音の腕を掴み三角絞をキメる
「先生!ギブギブギブギブ!!」
「任官式は来週だろ?随分と急に決まったな。」
「三人も隊長が抜けて人手不足ですからね。一人でも多く人材を確保したいのが総隊長の希望でしょう。」
その言葉に浮竹も納得する。
「……おふ………」
清音の意識が飛んだと同時に 臨は彼女の首を解放した。