第134章 177.end of hypnosis9
比鉅入道が 吹き飛ぶ
それを見て兕丹坊は他の仲間を見回すと、やっぱり様子が変だとその顔を歪めた
(オラたづ みんな仲良ぇハズだのに………やっぱす藍染隊長に何かされただか………………すまねえみんな……)
兕丹坊の拳が振り下ろされる
それに市丸は派手やなァと眺めていると、その腕と首を何者かに捕らわれた。
「動かないで」
乱菊が そう告げる。
「………すんません藍染隊長 つかまってもた。」
すると夜一はこれまでじゃのと藍染に声をかけた。
「……何だって?」
「………判らぬか 藍染。最早おぬしらに………逃げ場はないということが」
辺りに 隊長格の殆どが集まる
「…………藍染……」
「……藍染隊長……!」
藍染を慕っていた者の声
同志として信頼していた者の声
九番隊副隊長の檜佐木も 同隊隊長の首をその刀で捕らえる。
「…………終わりじゃ 藍染」
夜一が告げると 藍染はその口元に笑みを浮かべた。