第133章 176.end of hypnosis8
藍染の腕が 臨に突き刺さった。
異様な霊圧が 辺りを包む。
そしてゆっくりと抜かれたその腕には 黒い球が一つ 握られていた。
臨が地面へと崩れ落ち その穴が塞がっていく。
「……驚いたな。こんな小さなものなのか
これが 崩玉」
そして塞がったその穴に藍染はやはり無傷かと呟くと、呆然とする臨の襟を再び掴み 君にはまだ生きていて貰わなければならないと言って 市丸へ命じた。
「四肢を落とせ ギン」
その言葉に、一護達が目を大きく見開く
「………しゃあないなァ」
構える市丸
「射殺せ 神鎗」
伸びる刃
一護が腕に力を入れるが 動きはしない
刹那
藍染の手から臨は消え 代わりに背後に現れたその人物は 臨を抱えていた。
「…白……哉…………?」