第132章 175.end of hypnosis7
臨が苦虫を噛み潰したような顔をする。
「……けれど、浦原喜助はキミにも一つ 嘘をついていたらしい。」
「……なんだと…….?」
臨が驚く
「浦原喜助はかつて、その霊子を含まない霊子体を自ら開発し、それを使って補足不可能な義骸を造ったことで、尸魂界を追放されている。それともう一つ、追放に至った理由があるんだ。」
臨の目が大きく見開いた
「その義骸が入った死神の霊力を分解し続ける からだ。そのため中に入った死神は、霊力がいつまでも回復せず、義骸との連絡は鈍くなり、そして やがてその魂魄は霊力を完全に失いーーーーー死神から ただの人間の魂魄へと成り下がる。」
すると藍染は臨に守られていたルキアへと視線を向け、解るかい?と笑った
「彼は君たちに力を貸した訳じゃない。君を人間にすることで、崩玉の所在を完全にくらませようとしていたんだ。」
ーーーおやァ?お困りみたいっスねェ
義骸でも お貸ししましょうか?
「………だが幸い、数か月後に君は現世で発見された。僕はすぐに四十六室をーーーーー」
砂埃が舞い上がる
それと同時に現れたその人物は その大剣を彼へと振り落とした
「藍染!!!!!!」