第129章 172.end of hypnosis4
「………あ………藍染隊長!?なんで生きて……いや……それより今………何て………!?」
理解のできない恋次に 藍染が呆れたように笑う
「……妙だな 聞こえていない筈はないだろう?仕様のない子だ。二度は訊き返すなよ。
朽木ルキアを置いて 退がれ と言ったんだ………阿散井くん」
「転移先を捕捉しました!」
虎徹勇音が 掴趾追雀にて藍染を追う
「東三百三十二 北千五百六十六………双殛です……!」
卯ノ花が直ぐに指示をだす
「解りました。ではすぐに、全ての隊長 副隊長の位置を捜索 捕捉して、伝信して下さい。私達がここで知った藍染惣右介の全てと その行き先を。………そして同じ伝信を……あの旅禍達にもね。」
「………………….わかりました!」
任せましたよと 呟く卯ノ花
すらりと鞘からその剣を抜くと、日番谷と雛森へと掲げた
「私はこれから 日番谷隊長と雛森副隊長の救命措置に入ります。」
黒白の羅
二十二の橋梁
六十六の冠帯
足跡・遠雷・尖峰・回地・夜伏・雲海・蒼い隊列
太円に満ちて天を挺れ
「縛道の七十七 天挺空羅」
「ーーーーー捕捉………成功」
勇音の霊力が根こそぎ吸い取られていく
護廷十三隊
各隊長及び副隊長 副隊長代理各位
そして 旅禍の皆さん
こちらは
四番隊副隊長 虎徹勇音です
音声は届いていますか
緊急です
これは
四番隊隊長卯ノ花烈と
私 虎徹勇音よりの
緊急伝信です
どうか 暫しの間
御清聴願います
これからお伝えすることは
全て 真実です