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POLLUTE【BLEACH】[R-18]

第128章 171.end of hypnosis3


崩れ墜ちる氷点下のその空間に 藍染はいい眺めだなと呟く

「季節じゃあないが この時期に見る氷も悪くない。………さて 行こうかギンーーーー」

そう言って振り向いた瞬間、そこにいた人物に藍染は立ち止まる

「……やはり此処でしたか 藍染隊長

……いえ 最早隊長と呼ぶべきではないのでしょうね。
大逆の罪人 藍染惣右介」

「どうも 卯ノ花隊長」

ゆったりとしたその笑みが 卯ノ花へと向けられる

「来られるとすればそろそろだろうと思っていましたよ。すぐに此処だとわかりましたか?」

「如何なる理由があろうとも 立ち入ることを許されない完全禁踏区域は 瀞霊廷内にはこの清浄塔居林ただ一箇所のみ。貴方があれほどまでに精巧な 死体の人形 を作ってまで身を隠そうとしたのなら その行く先は瀞霊廷内で最も安全で見つかりにくいここを置いて他にありません」

そう告げると藍染は惜しいなと告げた

「読みは良いが 間違いが二つある。まず一つ目に 僕は身を隠す為にここへ来た訳じゃない。そしてもう一つーーーーーー」

藍染の手には 藍染 が握られていた

「これは 死体の人形 じゃあ無い」

「…….い….いつの間にーーー……」

卯ノ花の後ろに控えていた勇音が声を漏らす。

「何時の間に? この手にもっていたさ さっきからずっとね。ただ………今 この瞬間まで僕が そう見せようとしていなかっただけのことだ。」







砕けろ 鏡花水月
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