第123章 167.The Burlal Chamber
「私の刀は……貴様のその奔放さに砕かれた
私は最早 ルキアも臨も追わぬ
この勝負 兄の勝ちだ 」
そして白哉は その場から姿を消した。
「……勝った?」
その言葉に 信じがたしと目を見開く
「………勝ったぞ……」
刀を握りしめる
「俺の勝ちだ!!!!」
ルキアを助けることができた
臨を助けることができた
その喜びに空へと吼えると、彼の視界はぐにゃりと歪み自身の限界を感じて後ろへと仰け反った。
直後後頭部に鈍器がぶつけられたような衝撃が走り蹲る。
「ご……ごめんね黒崎くん大丈夫!?あたし石頭でごめんね!!受け止めようとしたんだけど……」
その声に一護は視線をあげると、その人物の名前を呼んだ
「井上!?」
「何だ、意外と元気そうじゃないか 黒崎」
「石田!チャド!!岩鷲!!」
そしてその背後にいる謎の人物に誰だと声をかけると、その人物は俺は無視してくれていーっスと呟いた。
その頃 日番谷と乱菊は中央四十六室にて 絶句していた。