第122章 166.Black & White2
ソレ の仮面に ソレ自身が手をかける。
「ぐ………く……くそッ!放せ……ッ」
邪魔すんな 消えろ!
「邪魔はてめえだ 放せ!!!このまま俺にやらせりゃ……勝てるってのが判んねえのか!!!くそッ!!くそっ!!バカが…….ッ!!!ああああああああああ!!!!!!」
仮面が砕け 地面へと落ちる
意識を取り戻した一護は 吹っ切れたように白哉をみるとわりーなと呟いた
「さァ 仕切り直しといこうぜ!」
剣を構える一護
ーーーそうか……あの姿のまま戦って 私を幾ら斬ろうとも……それは貴様の本意ではないということか………
「ーーーーー良かろう……今の姿が何であったかは問うまい。お互い 最早そう何度も剣を振るう力は残ってはいまい。 次の一撃で 幕だ。」
一護が剣を構える
「……最後に…….もう一回だけ訊いていいか?あんたは…….どうしてルキアを助けねえんだ」
一拍
すると白哉はその剣を構え 口を開いた
「………兄が私を斃せたなら………その問いにも答えよう。」
白哉が構える
「千本桜景厳 終景 白帝剣」
無数の刃が羽のように広がり、その輝きを放つ
それに一護は凄えなと 静かに呟いた
「悪いけど俺は、そんなスゲー技は無えぞ。斬月が教えてくれたのは 月牙天衝一つだけーーーー俺にできるのはもう 一つの斬撃に……全ての霊圧を込めることだけだ」
黒い霊圧を 一護が纏う
刹那の ことだったーーーー