第121章 165.Dark Side of Universe2
血が 辺りに舞う
交差する刃
互いに距離を図り睨み合う
(迅えぇ……!殲景ってのになってからどんどんスピードが昇がってやがる……!けどまだついていけねえ速さじゃねえ 俺ももう少し速くできるーーー)
その直後、切っ先が目の前へと迫ったを
慌てて躱し白哉を視線で追いかける。
しかしそれよりもさきに背後をとられると、一護は己の剣で白哉の剣を受け止めた
「…….どうした 随分と動きがにぶくなってきたぞ…….黒崎一護」
「そうか?俺にはまだ、あんたの剣は止まって見えるぐれーだけどな」
白哉の剣がもう一本寄り、一護の足へと突き刺さる。
そして白哉は一護の肩へと指を当てると、鬼道を唱えた
「破道の四 白雷」
一護の肩に 穴が開く
揺れる一護の体 それをなんとか踏ん張ると、白哉は限界だなと告げた。
「……貴様はどうやら 殲景になって私の速力が昇がったと感じているようだが、それは違う。 殲景はバラバラだった刃を刀の姿に圧し固めて 爆発的に殺傷能力を高める為のもの。速力は変わらぬ」
「…………落ちてたのは…俺のスピードの方だったって……言いてえのか………」