第111章 151.Deathberry Returns
「ーーーーーっ」
ルキアが言葉を失うのを見て臨が一瞬キョトンとし、少しクサい台詞でしたかと笑う。
その姿にルキアが呆気にとられている間に臨はすぐに一護へと指示すると、ルキアへ背を向けた。
「私がこの燬鷇王を止めれるのはあと一度!一護は磔架の破壊をお願いします!」
その姿を見て砕蜂は信じられないと驚愕する
「止めたというのか………!斬魄刀百万本に値する破壊能力……その双殛の矛を素手で!!」
その様子を見て、京楽はふうとため息を吐いた。
「七緒ちゃん………もしかして臨ちゃんの隣にいる坊やが旅禍の彼が言ってた……」
「はい、外見的特徴も隊員達からの報告と一致します。」
「………そうか…結局間に合ったのは……彼らの方だったって訳だね…………」
燬鷇王が第二撃の為に臨との距離をとる
その様子にルキアは叫んだ
「臨殿!!もうお止めください!!二度も双殛を止めることなどできませぬ!!次は臨殿の魂魄が………………臨殿!!!」
燬鷇王と臨が対峙する
その瞬間、燬鷇王の首には何か紐のようなものが巻かれ、臨は面食らった
「な、何だありゃ!?」
二番隊副隊長の大前田が目を大きく見開く
紐の根元であるその人物へと一同は目を向けると、全員が驚いた
「う……浮竹隊長!?」
「よう この色男!随分待たせてくれるじゃないの」
京楽が浮竹に駆け寄り己の剣を抜く
その姿に元柳斎は驚くが、浮竹は解放に手間取ったとつげると盾のようなモノを地面へ突き立てた
「だが……これでいける!!」
書かれた紋は 四楓院家の紋
砕蜂はその意図を理解し、大前田へと指示をする
「止めろ!!奴等双殛を破壊する気だ!!」
しかし、それよりも二人は疾い
盾のようなモノに剣を突き立てると、その霊圧が大きく跳ね上がり、燬鷇王を爆散させた