第100章 133.memories in the rain2
臨が慌てて一護たちの元へと戻り、その息をきらす。
そして一護たちへと驚愕の事実を伝えた。
「ルキアの処刑時刻が変更になった………新しい処刑時刻はーー明日の正午だ!!」
「そういうこった」
恋次が現れる
迫る時刻
現れるかつての敵
ルキアは白い空を見上げ、ぽつりと呟いた。
「処刑は明日ーーーーーー………か………………そうだ、明日の処刑の前に……一護達全員を無事現世に返してくれるよう請うてみよう……朽木家の罪人だ、その位の我儘は通るかもしれぬ……………」
処刑は明日
そう聞かされ驚きはしたが
不思議と悲しくはなかった
それはきっと
昨夜見た夢の所為なのだろう
決して忘れることのない
あの夜の夢の所為なのだろう
「………海燕殿……」