第94章 128.The Great Joint
岩鷲のその言葉に石田が目を向く。
「俺達がこうして捕まっているということは……戦闘に向かない井上も既にどこかで捕まっていると見た方がいい。残るは夜一さんと臨さん、そして一護だ。俺は一護を待つ。一護は必ずここへ来る。それまで俺達にできることは、傷を癒し次の戦いに備えることだ!………待とう 一護を……!」
その頃、井上織姫は十一番隊舎で一角に質問されていた。
「で、結局どうなんだ織姫ちゃんよ、一護のヤロウは生きてんのか?」
「イヤ……そこまではちょっと……わかんないです」
するとその場にいた、大柄の男はくだらねえこと訊くなと一喝し、俺にはわかると言った。
「生きてるさ。奴は生きて、まだ強くなろうとしてやがる。面白え、手ェ貸すぜ女。てめえと一緒に動いてりゃ、じきに一護に遭えそうだ!」