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POLLUTE【BLEACH】[R-18]

第6章 5.Binda・blinda


動かない虚を見て、オレンジ髪の少年、黒崎一護は思考した。

そのまま逃げ帰ってくれ……ってワケにはいかねえだろな

辺りを視線だけで確認すると、たつきと臨の姿を確認し、眉間に皺を寄せた。
さらにその先にもう一人倒れていることに気付き、飴色の髪を見て目を見開く。
先ほど背後にいる井上を守るために刀で攻撃を受け止めた筈なのに、何故と振り返る。
するとそこには、たしかに彼女がいた。
「あ、やっぱり、黒崎くんだ!」
死神が一般人に見えるワケない、というのは以前、ルキアから聞いている。
なのに
「おまえ、どうして俺の姿が見えて……」
「え?えっと……?どうしてって……?」
直後、背後から腹に響く声が聞こえた。
『決まっているだろう、そいつが魂だからだ!!……………………残念だったなぁ、織姫はもう死んだ!!』
同時に虚の尾から打撃攻撃を受け、それを刀身で受け止める。
切れるかと思いきや、余りにも硬い鱗に刃が通らず、一護は歯噛みした。
その勢いのまま外へと押し出され、額から血が流れる。
「っ……くそ!!」
『威勢のいいセリフを吐いた割には、随分と動きが鈍いじゃないか。』
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