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POLLUTE【BLEACH】[R-18]

第5章 4.WHY DO YOU EAT IT?


狭い室内に、臨の身体が叩きつけられ肺の空気が抜ける。
溶解液でグズグズに溶けた自身の手を一瞥し、彼女は舌打ちをした。
「臨ちゃん!!!」
「お……り…ひめちゃん」
虚が臨の身体を手の平で押さえつけ、体中の骨が軋む。
ミシミシと鈍い音を立てると、バキリと何処かが折れる音がして彼女は叫び声を上げた。
「づあぁあああああああ!!!!!」
以前、黒崎家の前で戦った時に折れた場所。
その時よりも酷い折れ方をした
こんな短期間に2度も苦戦するとはと思い、圧力から逃れようと身体を動かす。
その視線の先には、胸元に因果の鎖を垂らす少女がいた。
「おり、ひめ……」
「待ってて臨ちゃん!……えいっ!」
織姫が虚の腕に突進し、圧力から解放された。
「臨ちゃん大丈夫!?逃げて、今のうちに!」
そう言われるが、首を振る。
「どうして……」
『ムダだよ織姫。その女の骨は砕いた。』
跳ね返るように虚を見る織姫。その目は驚愕に満ちていた。
「どうして、あたしの名前しってるの……」
『…………俺の声も忘れたのか……悲しいな織姫!!!!!!』

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