第71章 83.COME WITH ME
「俺はその時まだガキだったから詳しいことは憶えてねえが、絶対忘れねえことが2つだけある!ボロボロになって死にかけた兄貴をウチまでひきずってきた鬼みてえな死神の顔と!そいつに最後に嬉しそうに礼を言った兄貴の顔を!……俺には兄貴がなんでそんなことしたのかわからねえ、けど一つだけ言えるのは、兄貴は最後まで一度も死神どもを憎みも嫌いもしなかったってことだ!俺は知りてえ!どうして兄貴は最後まで死神を憎まなかったのか!どうして兄貴は最後まで死神を信じてられたのか!てめえは他の死神とは違う!そんな気がする!てめえについてけば何かわかんじゃねえか、そんな気がする!だから俺はてめえを手伝ってやる!本当の死神ってのがどういうモンなのかギリギリのとこまでいって見極めてやるよ!」
そう一護に言うと空鶴は覚悟は決まったみてえだなと不敵に笑った。
「行くなら死ぬ気で行ってこい、岩鷲!」
「おう!」
直後、岩鷲の胸倉が一護につかまれメンチをきられる。
「よろしくな。」
「………てめえ……!」
「用意はいいか!もう待ったはきかねえぞガキ共!
いくぜ!!」