第67章 79.FOURTEEN DAYS
「やめねえかッ!!!!」
一護の頭に踵が、岩鷲の頭に拳がめりこむ。
二人がノックダウンするのを見て臨はやっぱりといった顔をした。
「何なんだテメーら!?カオ合わせるなりイキナリ殴り合い始めやがって!」
二人が口答えをしようとすると、先に岩鷲が蹴られる。
それからすぐに空鶴は一護の頭を掴むと顔を近づけ怒鳴った。
「ここはおれの家だ、おれのやり方に文句があるなら出ていきな!」
「………す………すいませんでした………」
そう言うと空鶴はわかりゃいいんだと一護の頭から手を離した。
「よーーし!!全員立て!!」
その声に全員が立ち上がる。
「立ったら黙っておれについて来い!」
ホタルカズラが光を照らす地下を進んでいく。
岩鷲が開くその部屋に進むと、黒い筒が静かにその姿を現した。
「こいつでテメーらを瀞霊廷ん中にブチ込むのさ!空から!」
その言葉に一護たちが驚く。そして満足そうに空鶴は口を開いた。
「おれの名前は志波空鶴……
流魂街一の花火師だぜ!」