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POLLUTE【BLEACH】[R-18]

第59章 71.INTRUDERZ


4人と一匹が、織姫の三天結盾により無事に地上へと着地する。
それと少し遅れて臨が綺麗に着地すると、織姫は流石と眼を輝かせた。
「さっすが臨ちゃん!10点!」
「え、あ、ありがとうございます。」
褒められると思っていなかったのか、少し照れたように視線を逸らすと、臨は顎に夜一の頭突きをくらった。
「何しておるんじゃ貴様は!!」
相当痛かったらしく、臨が蹲る。
「もしかしたら死んでいたかもしれんのじゃぞ!!」
「ご、ごめんなさい……」
その気迫に思わず謝る。すると一護はそんな怒んなくてもいいじゃねえかと臨を援護した。
「おぬし……事の重大さがわからぬようじゃな…………」
石田が辺りを見回し、様子を確認する。それに一護も気付き、辺りを見回すと藁葺き屋根の家が並んでいることに気付いた。
「………ここが……尸魂界か……?」
「そうです。」
一護の問いに間髪入れず臨が答える。
「ここは郛外区、俗に"流魂街"と呼ばれる場所です。尸魂界へと導かれてきた魂が最初に住まう処で、死神たちの住まう"瀞霊廷"の外縁に位置します。尸魂界の中で最も貧しく、最も自由で、最も多くの魂魄が住まう処…….」
「へえ、その割には人影が全然見当たらないな」
石田がそう言うと、一護はあるものを見つける。
「あっちの方はずいぶん街並みが違うじゃねえか。」
「ああ、あちらは」
「わかった!あっちが死神たちの住んでるナントカって街だな?」
そう言って走り出す一護に、臨が驚く。
すると夜一は怒鳴り声をあげた。
「莫迦者!!迂闊にそちらへ近付くな!!死ぬぞ!!」
「え?」
直後、地面に衝撃が走る。
爆風と共に空から落ちてくる何かに臨は呆れたようにため息を吐くと周りの人物たちは悲鳴をあげた。
壁のようなものが、砂埃から現れる。
そこから一護が咳をしながら這い出ると、その人物は現れ彼へ声をかけた。
「……久す振りだあ……通廷証もなすにごの瀞霊門をくぐろうどすだ奴は…………」

正に、巨人

「久々のオラの客だ、もでなすど小僧!」
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