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POLLUTE【BLEACH】[R-18]

第59章 71.INTRUDERZ


断界の中を5人と一匹がひたすらに走る。
先頭に夜一、続けて一護、織姫、茶渡、石田と続き、最後尾を臨が拘流を確認しながら行く。
ちらりと石田は後ろが気になり、その様子に驚愕した。
「ほ………ホントに壁が追いかけてくるぞ!僕たちが走り抜けた所がどんどん崩れてきてる!」
その声に夜一が振り返るなと怒鳴る。
するとその声に反応したかのように拘流の塊が上から垂れ落ち、少し速度が落ちた石田のマントを絡めた。
「え……うわっ!?」
その様子に全員が振り返り、一護は助け出そうと斬魄刀に手をかける。
しかし臨は斬魄刀はダメだと言うと、石田の頭とマントを掴み、無理やりそれを破いた。
解放された石田がありがとうと呆けながら言おうとするが、茶渡が石田を突然担いだことで言うことができなかった。
「お、降ろしてくれ茶渡くん!自分で走れるから!」
そう言ってもがくが、降ろされる気配はない。
臨は騒ぐ声を聞きながら、近づいてくる気配に気が付き叫んだ。
「走れ!!"拘突"がくるぞ!!」
「何じゃと!?」
夜一の声に焦りが混じる。
すると拘突と呼ばれたそれは、大きな音を立てながら背後から姿を現した。
「七日に一度しか現れぬ掃除屋が……何も今出ずともよいものを!!」
夜一が悪態を吐くものの、恐ろしい速さで一行を追う。
出口は間近、しかしそれよりも先に追いつかれると感じた臨は両手を前に出した。
「ダメだ……おいつかれっ」
「っ縛道の三十九 円閘扇!」
丸い盾が現れ、拘突とぶつかる。
それと同時に一行は出口へと飛ばされた。
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