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POLLUTE【BLEACH】[R-18]

第41章 53.


「はーーーーーー」
黒崎一護は自宅のトイレでため息を吐くと、彼は同居人のことを思い浮かべ、独り言を呟いた。
「ルキアのやつ帰ってこねー気かよ?もう2時回ってんぞ………まァ帰ってこねーならそれでもいいか、今晩は死神業休んでゆっくり寝かせてもらうか。」
「んーーーーーー……」
そのうめき声に一護は驚く。何事かとおろしたジッパーをあわてて上に上げ、辺りを見回すがなにもない。
「んーーーーんんんーーーー………」
耳を澄まして声の位置を特定しようとする。
「ベンキのうしろ……?」
そう言ってかがみ、その声の主を見つけると一護は驚いた。
「おまえ………コンか!!………そんなとこで何してんだオマエ?」
「んーんんーんんん!んん!!」
「新しい趣味か?ずいぶんテンション上がってんな、色んな楽しみがあっていーなーおまえは」
「んんんんんんんん!!!」



「イヤーーー!!まいった!!!マジ助かったぜ一護!!」
「どーいたしまして?」
一護がコンから視線を外し鼻をつまんだ。
「なにしろあの位置じゃ入ってくる奴のカオなんて確認できねーから物音だけでオメーかどうかを判断しなきゃなんなくてなぁ!!」
「ほー、そりゃー大変そうだ。」
「そう、大変だったぜ……なにしろオメーに当たるまでにオレ様はオメーの親父の小に3回大に2回おつきあいしちまった…….現にさっきオメーが入ってくる5分前にもオメーの親父がウン」
「そういうことは最初に言え」
コンに向けて消臭剤をブチまける。するとコンはこれが親友に対する仕打ちかと喚いた。
「で、結局オマエはなんであんなトコに縛り付けられてたんだよ?」
一護がコンに問いかける、すると思い出したかのように今度はネエさんがと騒ぎ出した。
「これ見ろこれ!!こんなわかりやすく書き置きしてあんだろが!!これに今まで気づかなかったのかオメーは!?」
ばんと大きな音を立て、コンが書き置きと呼ばれたそれを指す。
「な、何だよこれ」
「だから言ってんだろ!書き置きだよ!オレら置いて出てっちまったんだネエさんは!!」
「出てったって……なんでだよ!?俺に一言もなしにかよ!?」

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