第34章 46.Karneades〜Back to Back
直後
石田の後頭部に衝撃が走った。
何事かと振り向くと、一護が普段より眉を吊り上げ大声をあげる。
「話が長げぇっ!!!!」
「ななな何をする!」
再びうるせえと顔を蹴られる。すると一護はそのまま言いたいことをまくしたてた。
「納得いかねんだよ!!ハナシ長すぎて最初の方とか忘れちまったけどよ、要するにオメーのセンセイの一番の望みってのは死神に滅却師の力を認めさせることじゃなくて死神と力合わせて戦うことだったんじゃねえのかよ!!」
一護が石田の胸ぐらに摑みかかる
「だったら今ソレやんねーでいつやるんだよ!!死神と滅却師は正反対!結構じゃねぇか!!」
殴るのかと思いきや、一護は石田を立たせるとニヤリと不敵に笑いその背を合わせた。
「大人数相手のケンカなんてのは、背中合わせの方が上手くやれるモンだぜ!!!」