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POLLUTE【BLEACH】[R-18]

第27章 34.Quincy Archer Hates You


「いくら地毛だっつっても、上級生にはイヤでもケンカ売られるし、教員にはイヤでも目ェつけられる。ダメなんだよ俺そういうの。
俺、気ぃ短いからケンカ売られたらつい買っちゃうし、教員にイチャモンつけられたら反抗しちまう……そしたらまたそれを理由に素行が悪いとかで教員がカラんでくる、そういうのが鬱陶しいから成績上げてんだ。」
「……そっか、なんか、色々大変なんだね……一護も。」
「別に、もう慣れたよ。」




その時
一護は学校の先生達のことを『教員』
としか呼ばなかった
その言い方はとても冷たくて
少し淋しくて

ああ
一護はこれまで教師から外見だけで
オレたちの想像もつかないような
たくさんの差別を受けてきたのだろう

そう感じさせるには充分で

オレは
そんな一護に……

そんな…
そんな……

「そんなキミにこのガリ勉ハチマキをプレゼンッ」
「いらねえっつってんだろ。」
ハサミでハチマキがばつんと切られる。
それを更に無視して小島はルキアと臨について尋ねると、一護はなんで俺に聞くんだよと言った。
「だっていつも一緒にいるじゃない!」
「知らねえよ!こないだのTVの一件以来周りの視線が気味悪くなって、学校じゃ特にルキアには関わんねぇようにしてんだ。」
臨に至ってはいつのまにかエスカレートしてヤッただのヤッてねぇだのなんて噂まで流れてるしな!
そう言う一護にへー、とにやにや答える小島。それを浅野が苦笑いして見つめる。
「ほんと冗談じゃねえよ!」
一護はそう、呟いた。
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