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POLLUTE【BLEACH】[R-18]

第348章 6??.振り下ろされる刃


恋次と臨が 睨み合う。
ルキアはそれに固唾を飲み込むと、先に構えを解いた臨に目を見開いた。
「…………いつ気付きました?」
「ルキアの腹に剣を入れた時。あん時にあんたはルキアを斬る訳でもなく、ただ吹き飛ばした。それにそんな大剣をただ振り回すだけなんて、あんたらしく無え」
「……やっぱり、私は惣右介みたいな演技の才能はありませんね」
そう悪戯っぽく笑う臨に ルキアは声を振り絞った。
「姉……さん?」
「はい、貴女の姉さんですよ。ルキア」
臨が剣を地面へと刺し そっとルキアに近づく。
その手を彼女に伸ばし、少し悩んだ様子を見せるものの、何か吹っ切れたように彼女の頬に手を添えた。
「洗脳されていたのでは………」
「洗脳されていたわけではないんです……だから言い訳はしません。私は私の意志で ユーハバッハの元へと行きました」
その言葉に ルキアの背筋が凍る。
しかし臨はそっとその口前に笑みをたたえ 告げた。
「私は 尸魂界が、現世が、虚圏が、この世界がお前達が好きです。だから、私はこの世界を護ることに決めたんです。
だから、最期にお願いしたいことがあるのです」
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