• テキストサイズ

POLLUTE【BLEACH】[R-18]

第337章 619.THE BETRAYER





「一護、私はお前を思い通りにしようなどと 只の一度も思った事は無い。
わかるか
そんな事を思う必要など無いからだ。
お前の意志は全て 私の意志と繋がっている」
その言葉に 一護はその茶色の目を大きく開く。
「どういうーー」
「お前は 私の為に戦ってきたと言っているのだ」
「……」
「死神として目覚めたお前の戦いは、お前自身の力を高める為にあった。
高めたその力は 藍染惣右介を倒す為に、そして 藍染惣右介を倒し失った力を再び取り戻したのは 私の眼前で霊王の命を断つ為だったのだ!!」
「戯れ言じゃ一護!惑わされ」
「何が戯れ言なものか!
私が何も言わずとも 私のこの眼にはお前が私の為に働く姿が映り続けている!
お前が何を思おうとも お前の振舞いその全てが私に利するようにできている!!
全ては一護 我等に同じ血が流れているからだ!」
その言葉に 一護は斬月を振り下ろす。
ユーハバッハはそれを片腕で止めると 一護は男を睨みつけ叫んだ。
「滅却師の血なんか関係無え!俺はあんたを止めるって言ったろ!!」
「何故 止めるなどと言う?私は何だ、お前の仇ではないのか!
母を殺した男に対して、そこで殺すと言えぬのがお前の弱さよ 一護!!」
その直後 夜一の肩に矢が刺さる。
それに全員が一瞬気をとられると 一護はその矢の放たれた方向へと視線を向け、その場にいた人物の名を呼んだ。
/ 1330ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp