第298章 511.立ちて死すべし
だが 我等滅却師を殲滅してそれは変わった。
安らかな世を手に入れた貴様らは
護るべきものを増やし 慈しみ
つまらぬ正義や誇りの為に二の足を踏む惰弱の一群に成り下がった。
貴様は知らぬままだったが故に おしえてやる。
尸魂界はこれから死ぬが
「護廷十三隊は千年前 我等と共に死んだのだ」
元柳斎の体が 光に貫かれる。
「ーー仕上げだ 星十字騎士団全名に伝えよ
尸魂界を、徹底的に蹂躙せよ」
直後 あちこちが崩れ落ちる。
それを見てユーハバッハは呟いた。
「終わりだな」
臨の濡れ烏の髪を そっと撫でる。
「行くぞ 護廷十三隊の主力は潰した。零番隊が出てくるだろう。退いて奴等が揃うのを待つ」
しかし その直後 空に衝撃がはしった。