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POLLUTE【BLEACH】[R-18]

第296章 509.天地灰尽


「何だ…………何だ一体…………!」
ユーハバッハが目を見開く
地面から這い出た 奥の尸たちが 一斉にユーハバッハへと歩き出す。
「火火十万億死大葬陣 儂がこれまで斬った者達の灰に 我が刃の熱を与えて叩き起こす。
目覚めた亡者は我が手足となり 儂が敵と断じた者を 塵となる迄追い詰める!!!」
「はっ!!死神の長が死者を蘇らせるとは笑わせる!死神の風上にも置けぬなあ!!山本重國!!!
こんなもので この私を止められると思うな!!!」
ユーハバッハが飛び上がる。
骨の盾は 元柳斎を庇うと 元柳斎の口が開かれた。
「口は良う働くが 眼は働いとらんようじゃな。
良う見んか
お主が今腕を折り 頭蓋を割った亡者共の顔を」
それにユーハバッハは視線を向けると 見覚えのあるそれに呟いた。
「……ザイドリッツ!」
肩に 重さがかかる。
「アルゴラ……ヒューベルト………!!」
「どうじゃ 嘗ての自らの部下達に取り押さえられる気分は」
「山本重國貴様……!!」
元柳斎が 背を向ける。
「待て!!!どこへ行く!!!」
「騒ぐな 少し距離を取るだけじゃ。
儂を殺したくば 追って来い。目の前の部下達をなぎ倒してな」
「貴様………!」
「儂の卍解をすぐに奪わんかった事を 悔いておるか?
違うな 知っておるぞ。
お主は儂の卍解を奪わんかったのでは無い。奪う事などできんかったのじゃ。
お主らは卍解の力を知り それを解明することで卍解を奪っておる。違うか
じゃからお主らは黒崎一護を警戒する。奴は卍解を修得して日が浅い まだ進化の余地がある。
儂は逆に 千年前にすら真の力を見せなんだ 底の知れぬものは奪えぬ 単純な道理。

終わりじゃ ユーハバッハ」
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