第20章 20.6/17 op.4
『死神……!!』
虚の声に臨の瞳が剣呑さを宿す。ゆっくりと視線だけその方へと向けると、彼女はゆっくりと言葉を吐いた。
「お久しぶりですね、グランドフィッシャー」
『久しぶり……だと?』
「ええ、おぼえてなどいないのでしょうけれど、私は一度貴方に会い………貴方を探していました。」
「臨!っそれに、おまえっ」
一護の声に虚が視線だけそちらへと移動させる。
「6年前、あん時川べりにいたやつだろ……それがどうしてここに、どうして虚といっしょにいるんだよ……!!」
一護が叫ぶと、少女が口を開いた。
『6年前か、そんな昔のことは憶えておらんが………成る程、おまえはわしをみたことがあるのだな。』
「てめえ一体何者だ!?虚のてしたなのか!?それとも虚に操られてんか!?」
「どれも違いますよ一護くん………よく見ていてください。」