第291章 502.散桜
死覇装の上から 白いマントが被せられる。
それにユーハバッハは目を細めると 口を開いた。
「よく 似合っているぞ」
「十三番隊は」
「貴女様のことを報告する者が必要と 最低限の人数を残し殲滅しました」
「そうですか」
プラチナブロンドの男に 臨は短く理解したことを伝えると 近付いてくる霊圧に視線を向けた。
「よォ てめえがなんでそっちにいんのか知らねえが そいつがこの雑魚共の親玉か?」
「…………更木 剣八」
臨が斬魄刀を構える。
しかし 黒い男は彼女の目の前に手をかざすと 臨は即座に斬魄刀から手を離し そっと俯いた。