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POLLUTE【BLEACH】[R-18]

第288章 492.KILL THE SHADOW 2


「崩壊を防ぐ為 尸魂界は何度も滅却師に対して対話を持ち掛け その度に拒否され続けた。
それでも対話と交渉は続けられ 時にそれは戦いに及ぶ事もあった。
しかし滅却師は退く事は無く 世界は崩壊へと着実に進んで行った。
そして 尸魂界では気の遠くなる程の議論の末

200年前 遂に滅却師殲滅作戦が決行された。

志は噛み合わず 一族皆殺しの怨恨は決して消える事は無い。戦う以外に道は無いんです。死神と滅却師は。
……わかりましたか?行木竜ノ介隊士」
竜ノ介が 口を開く。
「……ひ…………1つ 訊いていいですか………
この戦いは 死神に正義はあるんですか……!?」
臨がそっと斬魄刀に触れる。
「…….どちらか一方に正義があれば それは防衛か征伐と呼ばれます。
だが これは戦争

戦争というのは
どちらも正義だから起こるのです」






「ここにいたのか」






低く響くその声に 隊士達の視線が一斉に向けられる。
唯一 その場で動けなくなった臨は 視線だけでそっとそれを見上げると 黒い男はただ真っ直ぐに彼女を見つめた。

「………あ……………」

次の瞬間臨の顔が 恐怖に歪む。

「う……うわああ!!」
「滅却師か!?いつの間に……!!」
「落ち着け!!奴はまだ上空……遮魂膜の外だ!!こちらに何もできはしない!!」
しかし その様子に竜ノ介は気がついた。
「……ち……ちがう……………あいつはもう…………
遮魂膜の内側にいます!!!」
直後 瀞霊廷内に青い火柱が立つ。




















「千年ぶりか 血に塗れた霊王が劔よ」
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