第282章 483.KriegsErklärung

「しかし 驚いたな。
護廷十三隊総隊長の私室とも呼ぶべき執務室に こうも易々と侵入できるとは。
警備に対する意識が 些か低すぎるのではないか？

山本 元柳斎 重國」

黒仮面の男が そう呟く。


一番隊 総隊長 執務室


「心配無用。此の儂が居る。それに勝る警備など無い」

すると 仮面の男はその言葉にくつくつと笑いを漏らし くぐもった声で答えた。
「それが最後の不遜だ 山本 元柳斎」






直後 純白の矢のような物が 執務室を貫いた。
その先にいたのは
「雀部……！」
元柳斎が声を漏らす。
「嘆くな 讃えてやるべきだ。
彼はたった一人で 君等の行く末を指し示してくれた。
つまりは 全てを投げ出して抗った末の

絶望的な死だ。

宣戦布告する。
5日後
尸魂界は見えざる帝国により殲滅される。」