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POLLUTE【BLEACH】[R-18]

第277章 475.Shades of the Band





「…………ん…」
ルキアの瞳が 薄っすらと開かれる。
それに恋次は気がつくと、その肩を掴み思いきり揺さぶった。
「大丈夫かオイ!どっか痛いとこ無えか!!」
「ああ……今 右肩が痛いな……」
そして 少し離れたところに上空を見つめる臨の背中を見つけ ルキアもその視線を上に向けた。
「姉さん」
「ルキア……お疲れ様です。一護はまだ あの中にいますよ」
その言葉に ルキアが目を見開く。
しかし 先日の臨の言葉を思い出すと そっと俯き そして再び かの黒い箱へと視線を向けた。

箱に 白いヒビが入る。

「ちょっ……なに!?何だよ!?ウソだろ……!あれが壊されるなんて……中で 中で何が起きてるんだよ……!」
少年がそう騒いだ瞬間 箱は爆散し 爆風とともにその中にいた三人の人物が姿を現した。
オレンジの髪が 目に痛い。
「………うるせえ か」
銀城が呟く。
「何がうるせえ?俺がうるせえから、卍解で一気に俺を殺して黙らせようってか?それでどうなる?もう一回現実から目を逸らすか?」
「うるせえよ」
一護の言葉に 銀城は眉を顰めた。
「今のはお前に言ったぜ。けどさっきのはお前じゃねえ、石田に言ったんだ。
聞くな黒崎!じゃねえよ。うるせえんだよ、余計な心配すんじゃねえ!」
「黒崎……」
「浮竹さんの言うことがおかしいと 少しも思わなかった訳じゃねえんだ……」
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