第270章 963.Extreme Divider
「これはッ…素晴らしい これがッ…!これが一護さんの完現術の力…!まるで身体の内から若さが溢れ出てくるようだ…!!」
「感想が完全にジイさんだよ ギリコ」
少年が呆れたようにそう言うのを横目に 月島は呟いた。
「獅子河原くんには分けてあげないの?仲間はずれは良くないよ」
「…あいつの能力は強化すると面倒そうだ。この戦いが終わったら殺しておけよ」
すると月島は 面白い能力だと思ったんだけどと呟いて 臨へと視線を向けた。
それと同時に ギリコと呼ばれた男性は 一護へと声をかける。
「いきますよ一護さん!!私達が貴男に与えた力の素晴らしさを 貴男はその身を以って知りなさい!!」
その言葉に一角は動こうとするものの一護の声によって動きを止めた。
「…あいつらの力が昇がったのは俺の責任だ。俺が行く」
「んン?…オイ どういうことですか?まさか貴男一人で我々全員とーー」
次の瞬間 一振りで四人が吹き飛んだ。
「……加減はした。死んじゃいねえ筈だ」
『はぁーーーっ!?"死んじゃいねえ筈だ"って!?何カッコつけてるのさ ウケる!気付かなかったの!?「てきをたおした!」じゃなくて「しかしかわされてしまった!」だよ!』