第265章 ---.The Death Save
(相変わらず 慣れていないな)
ぎゅうぎゅうに締め付けてくる臨に 浮竹がイキそうになるのを堪える。
波が去り そろそろ動きたいと彼は臨の顔を覗き込むと 今にも蕩けそうな臨の瑠璃色の瞳に 生唾を飲み込んだ。
「……凄く、綺麗だ」
尸魂界一と言っても過言ではないだろう美しさを持つ彼女の 乱れた姿に心が掻き乱される。
この顔を仕事上の事故とはいえ 他の男に見られているのかと思うと、浮竹の腸は煮え繰り返りそうな怒りが湧いてくるが 臨の漏れる息遣いに そんなことは今はどうでもいいと臨を抱えた。
「すまない、余裕がないや」
腰が動かされ 臨の目が大きく見開かれる。
ゆっくりと動いていたそれは 臨の中に溜まる蜜を使い滑らかに いつのまにか激しく動き出した。
「孕めばいい」
なんど揺さぶられたのかわからなくなった臨の耳に 最後に届いた言葉。
それと同時に 中に吐き出される熱と質量に 臨は目から涙を零すと 浮竹はそれを舐めとりながら ゆっくりと 吐き出したものが溢れないように最奥へと埋め込んだ。