第14章 加奈のハードレッスン
石田「加奈にしては大人しい練習メニューだな」
加奈「もーちょっと強化しようと思ってて、この紙を榊先生に見せたら、『頼むからこのメニューだけは止めてくれ』って言われちゃったんだ。選手が1日で限界を迎えてしまうーって。」
石田「…………あぁ、こりゃあ酷いな」
真田「おい石田。何をしている、早くいくぞ」
石田「あ、みてくださいよ真田さん」
真田「む?なんだこのメニューは」
石田「加奈が元々考えてたメニューです」
真田「な!!」
加奈「榊先生に反対されちゃったんですよー」
真田「あ、当たり前だ!」
石田「そりゃ初めて見たらそーなりますよね」
真田「朝5:30起床で6:00から練習開始。各自グランド150周、素振り1000本、短ダッシュ150本、長距離ダッシュ50本だ!?しかもそれを8:30まで?殺す気ではないのか!」
加奈「それくらいは出来ないと!」
石田「真田さん、加奈の感覚は狂ってるんですよ」
真田「そ、そのようだな………」
加奈「やだやだ笑」
石田「はぁ。」
真田「まぁ今日のメニューはマシって事だな」
石田「そうですね」
加奈「もー!練習戻ってくださいー!」
真田「そうだな、戻るぞ石田」
石田「はい!」
加奈「fight!」
真田・石田「あぁ!」
加奈「ふふ」
~11:35~
加奈「みんな2まで終わったー?」
みんな「終わったー!」
加奈「じゃーゲームの前にお昼にしまーす!ゲームの時間を長く取りたいので!!」
切原「よっしゃい!」
丸井「もー腹ペコペコ」
桑原「そーだな」
桃城「加奈ー!はやく飯にしよーぜ!」
加奈「朝ご飯食べた所に1人ずつ用意してあるから!」
柳「1人ずつだと?」
乾「ほう、それは興味深いな」
鳳「加奈が作ったの?」
加奈「少しだけね(ニコ」
鳳「おー!加奈の手料理久しぶりだ!楽しみだなー!」
加奈「味の保証はしないよ?」
鳳「大丈夫!おいしかったから!」
加奈「お世辞はよして(ニコ」
鳳「お世辞じゃないからー!」
加奈「はいはい、手洗ってきな!」
鳳「うん」
跡部「俺様のはもちろん全部加奈の手料理だよな?」
加奈「あ、違います。メニューは私が指定しましたけども、作ったのは跡部先輩の専属シェフですよ」
跡部「………そうか。」
加奈「はい(ニコ」