第51章 ずっと一緒に
訪れた赤司の家は当たり前だが何も変わっておらず、お手伝いさんが出迎えてくれたので挨拶を交わす
赤司の自室に案内され昔はなかったソファに座り待っていると、いつかのように紅茶をローテーブルに置き苗字の隣に座った
「話ってなんだい?」
『みんなと屋上で別れたあと、あたしだけ変な空間に行った話はしたでしょ?』
「ああ」
『そこで2号と黛さんと、藍色のあたしと話して』
「…先ほど藍色とは話をしたと言っていたね」
彼らの前ではお礼の言葉を言われてさよならしたくらいしか伝えていないが、ほとんど彼女と会話できていないのが事実
話したいのはそこではないけれど、まずそこから話せばいいかと冷たい紅茶を取ってミルクを入れた
『手紙喜んでたよ』
「そうか。みんなで書いて良かったよ」
『それで…藍色のあたしはもう完全にあたしの中から消えたみたい
そもそもいる感覚もなかったけど…会えないと思うって2号が言ってた」
「ああ」
『ここからいくつか話があるんだけど…とりあえず2号の話からしていい?』
「名前が話しやすい順番で構わないよ」
誰かみたいに急かされなくて助かるとティースプーンで紅茶を混ぜる
いい香りが知らぬ間に緊張していた自分を気が付かせてくれて、1口それを飲んでソーサーの上に戻してから口を開いた