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【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《4》

第50章 ただいま




場所は変わって帝光中学体育館

藍色の苗字が消えるのを見送って何もない空間というより天井を見ていると、突如見ていた先、宙に人間が現れる


『ひ、ひぎゃぁぁぁぁぁぁぁ!!』

「ちょ、ちょっとオレんとこ!ぶ!!」


重力によって勢いが増し、高い悲鳴と共に落ちて来た彼女は着地出来ず黄瀬の上にオレンジ色の髪の苗字が落ちてきた

高い所から落ちて来たにも関わらず怪我1つなく、受け止めた彼にも傷1つない

衝撃を受けた苗字が痛むお尻を擦りながら下敷きになっている黄瀬を見る


『ったた、さすがにごめん涼太。重いよね』

「…なんか、こんなこと前にもあった気がするんスけど」

『あった。ほんとごめん』

「名前ちゃん!」

『さつき、わ』

「桃っちせめてオレの上から退いてからにして!」


苗字に桃井が飛びつくが、いくらなんでも黄瀬の上に乗っかったままなのはまずいと考えた彼女が少し身体を浮かして彼の上から移動し背中から倒れる

そして1番パワーのある紫原が黄瀬を引っ張り出すことによって彼は女性2人分の体重から逃げ、息を吐きながら立ち上がり青峰の横に佇み、苗字を抱きしめながら泣いている桃井を見た


「さすがに2人は重かったっス…」

「さつきずっとピーピー泣いてんな」

「そう言う青峰君も感傷に浸って口数少なくなってましたけどね」

「んなことねえだろ」

「まーあの時1番悲しんでたのは火神だけどね~」

「目潤んでたもんな」

「お前ら苗字が消える時からうるせえ!」


火神に茶々を入れる彼らの様子を見ながら桃井の頭を撫でる苗字は騒がしさに目を細める

年始に戻ってきたときのように記憶は共有されており、目の前で好きな人が消える悲しさを知っている彼らはそれ以上何も言わずに怒っている火神を見て元気そうだと微笑んだ





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